四半期振返り(2019年7月1日~11月8日)
7月から現在までの市場の動きを振り返ってみます。
- 概略イメージは、7月もみ合い、8月下落、9月回復、10月伸長
- 日本REIT絶好調だったが先週末に急落、来週以降どうなるか
最初に、株式の動きです。
時間的な動きは、日本、先進国、新興国の3つとも、同じような動きになっています。 7月中は、ほぼトントンの状態でもみ合っている感じでした。8月に入ると急激に下落、特に先進国は10%くらい下落しました。日本や新興国も、5%以上下落しました。9月に入ると、日本と新興国は回復したのですが、先進国は戻りきらず、10月に入ってから、順調に伸びている、という状況です。
次に、債券の動きです。
債券は、株式と比べて、格段に安定しています。特に、日本債権は、いい意味でも悪い意味でも抜群の安定感で、8月に株式が大きく下落したとき、先進国債権や新興国債権も下落したのですが、日本債権は上昇し、分散投資で期待する動きをとってくれました。10月に入って以降は株式の好調の裏返しで日本債権は下落していますが、株式が不調になった時に支えてくるとことを期待します。
最後に、REITの動きです。
REITは、株式以上に好調でした。
特に、日本REITは絶好調で、8月の全体的に不調な時でも、一人気を吐いていました。先進国REITも8月こそ下落したのですが、そのあとは右肩上がりでした。
ただし、11月に入って日本REITに翳りが出ています。特に先週末は2日で5%近く急落しており、来週の展開が気になります。