通信料金プラン乗り換え - SIMとは、SIMロックとは
こんにちは。
前回、MNO(移動体通信事業者)各社(SoftBank、KDDI、docomo、楽天)のスマホの通信料金プランをザックリ比較しました。
通信料金プランを比較検討した結果、料金プランを乗り換えることにした場合、いくつか理解しておきたいことがあります。今回は、SIMとは何か、SIMロックとは何か、についてまとめます。
SIMとは
SIMとは、スマホに挿さっているICカードのことで、電話番号や携帯電話会社(キャリア)の情報、契約情報などが登録されています。SIMは、Subscriber Identity Module(加入者認識モジュール)の略です。
SIMの物理的なサイズは国際規格で定められており各社共通なのですが、3種類のサイズがあります。
miniSIM |
25mm×15mm |
microSIM |
15mm×12mm |
nanoSIM |
12.3mm×8.8mm |
現在の主流は、12.mm×8.8mmのnanoSIMです。例えば、iPhoneでは、iPhone5以降がnanoSIMです。
SIMを入れる向きも、機種によって違います。
SIMロックとは
本来、SIMを入れ換えれば、別の携帯電話会社(キャリア)の料金プランにも乗り換えられるはずですが、そう簡単ではありません。日本の携帯電話会社が販売したスマホは、その携帯電話会社のSIMしか利用できないようにロックがかかっています。例えば、SoftBankで購入して使っていたスマホにauの料金プラン用のSIMを挿しても、SIMロックがかかっているので使えません。
ですが、2015年5月1日以降に発売されたスマホは、条件を満たせばSIMロックを解除することができます。
なお、Appleから直接購入したiPhoneなど携帯電話会社(キャリア)以外で購入したスマホは、最初からSIMロックはかかっていません(SIMフリー)。
SIMロック解除の条件
2つの条件を満たしていれば、SIMロックは解除できます。
SIMロック解除の2つの条件
- ネットワーク利用制限中ではないこと。スマホ購入時に申告した情報に虚偽があったり、代金未払いなどの理由で、携帯電話会社が対象となるスマホを回線から遮断した状態では、SIMロックを解除できません。
- 購入日から100日以上経過していること。
SIMロックを解除する方法
スマホをショップに持ち込めばSIMロックを解除してもらえるのですが、3300円の手数料を取られます。携帯電話会社のウェブサイトで簡単に手続きできるので、こちらをお勧めします。
SIMロック解除の手順
step1:スマホ製造番号(IMEI)の確認
スマホの製造番号をメモしておきます。スマホの製造番号は、電話アプリのキーパッドで *#06# と入力すれば表示されます。
step2:ウェブサイトで手続き
“My docomo” や “My au”、“My SoftBank”にログインして、SIMロック解除の手続きを行います。auとSoftBankはスマホから手続きできるのですが、docomoはスマホからは手続きできないようです。詳細は、Googleで『docomo SIMロック解除』、『au SIMロック解除』、『softbank SIMロック解除』、などと検索してください。
SIMロック解除やってみた
実際に、SoftBankと契約している iPhone の SIMロックを解除してみました。
まず、電話アプリのキーパッドに *#06# と入力して、表示されたデバイス情報 IMEI の15桁の数字 をメモしました。
続いて、ブラウザ(Safari)で “my SoftBank” にログイン。メニューから、契約・オプション管理をクリック。かなり下までスクロールして、その他のお手続き SIMロック解除 で、解除する をクリック。
製造番号(IMEI)を入力して 次へ をクリック。
解除手続きをする をクリック。
以上で終了です。Androidの場合は、「解除コード」が発行されるようですが、iPhoneは解除コードは発行されないので、これで終了です。
本当に解除されたかどうかは、現時点では確認しようがないのでわかりません。実際に、乗り換えを行うときに確認できると思います。
SIMロックを解除してもそのまま使い続けられるので、現状、何の問題もありません。新プランの受付が始まったら、乗り換えるつもりです。