投資計画に便利な係数 – 資産を減らさずに取崩せる取崩し額
こんにちは。
これまで、投資計画を考えるときに便利な6つの係数として、終価係数、現価係数、年金終価係数、減債基金係数、資本回収係数、年金現価係数、についてまとめてきました。今回は、番外編として、ある利率で運用することで、保有資産をいつまでも減らさずに、毎年ある額を取り崩していくための取崩し額を求める係数についてまとめます。
最初に、ある利率で運用することで、保有資産をいつまでも減らさずに、毎年ある額を取り崩していくイメージ図を示します。
ある利率で運用することで、保有資産をいつまでも減らさずに、毎年ある額を取り崩していくための取崩し額を求める係数は、以下の式になります。
投資計画を考えるときは、一覧表があると便利です。
使い方の例
3000万円を、年利4%で運用できるとしたら、資産を減らさずに毎年取崩すことができる額はいくらか?
資産を減らさずに取崩せる額を求める係数の表から、年利4%の係数は0.040なので、
3000万円 × 0.0040 = 120万円
3000万円を、年利4%で運用できるとしたら、資産を減らさずに取崩すことができる額は、毎年120万円 です。
今回は、ある利率で運用することで、保有資産をいつまでも減らさずに、毎年ある額を取り崩していくための取崩し額を求める係数についてまとめました。次回は、逆に、ある利率で運用することで、保有資産をいつまでも減らさずに、毎年ある額を取り崩していくために必要な資産額を求める係数についてまとめます。