投資計画に便利な係数 – 資本回収係数
こんにちは。
これまで、一括投資やつみたて投資による資産形成についてまとめてきました。これからは、運用しながら資産を取り崩していく出口戦略に関してまとめます。今回は、ある期間にわたって、ある利率で運用しながら、毎年お金(資本)を取り崩していく(回収)と、毎年の受取額はいくらになるか、を求める、資本回収係数についてまとめます。
最初に、運用しながら、毎年お金(資本)を取り崩していく(回収)イメージ図を示します。
資本回収係数を使えば、ある期間にわたってある利率で運用しながらお金(資本)を取崩していく(回収)と、毎年の受取額はいくらになるか、を求めることができます。
資本回収係数は、以下の式で求めることができます。
投資計画を考える際は、資本回収係数の一覧表があると便利です。
使い方の例
1500万円を、年利4%で運用しながら、20年間で取り崩す場合、毎年の受取額はいくらか?
資本回収係数表から、運用期間20年・年利4%の資本回収係数は 0.0736 なので、
1500万円 × 0.0736 = 110万円
1500万円(資本)を、年利4%で運用しながら、20年間で取り崩す(回収)場合、毎年の受取額は110万円になります。
今回は、ある期間にわたって、ある利率で運用しながらお金(資本)を取り崩していく(回収)と、毎年の受取額はいくらになるか、をまとめました。次回は、逆に、ある期間、ある利率で運用しながら、毎年目標額を取り崩していく(年金形式)には、いくらあればよいか(現価)、についてまとめます。