投資計画に便利な係数 – 資産を減らさずに取崩すのに必要な資産額
こんにちは。
前回は、ある利率で運用することで、保有資産をいつまでも減らさずに、毎年ある額を取り崩していくための取崩し額を求める係数についてまとめました。今回は、ある利率で運用することで、保有資産をいつまでも減らさずに、毎年ある額を取り崩していくために必要な資産額を求める係数についてまとめます。
最初に、ある利率で運用することで、保有資産をいつまでも減らさずに、毎年ある額を取り崩していくイメージ図を示します。
ある利率で運用することで、保有資産をいつまでも減らさずに、毎年ある額を取り崩していくための元本を求める係数は、以下の式になります。
投資計画を考えるときは、一覧表があると便利です。
使い方の例
年利4%で運用できるとしたら、資産を減らさずに毎年150万円ずつ取崩すには、どれだけの元本が必要か?
資産を減らさずに取崩せる元本を求める係数の表から、年利4%の係数は25.00なので、
150万円 × 25.00 = 3750万円
年利4%で運用できるとしたら、資産を減らさずに毎年150万円ずつ取崩すには、3750万円必要です。
これまで、投資計画を考える際に便利な係数についてまとめてきました。
当然のことですが、投資の世界では、「毎年、年利〇%で運用」することなど、絶対にできません。昨年(2020年)3月には、コロナショックで、年初の30%から50%暴落しました。リスクを抑えたアセットアロケーションで、短期(5年以下)の成績にあたふたすることなく、長期(15年以上)にわたって、ゆるく気長に投資を続けたいと考えています。