年金受給額の調べ方
こんにちは。
前回、年金の受給開始年齢を繰り下がたり繰り上げたりした場合の受給額についてまとめました。ですが、そもそも自分は年金をいくら位もらえるのか、わかっていますか?今回は、年金受給額の調べ方についてまとめます。
ねんきん受給額の調べ方
毎年、誕生月に、ねんきん定期便が送られてきます。ねんきん定期便に、年金の見込み額が記載されています。
ですが、ひと手間かけて「ねんきんネット」に登録すれば、いつでも年金見込み額を確認できます。
ねんきんネットの登録方法
「ねんきんネット」に登録するには、基礎年金番号とアクセスキーが必要です。
基礎年金番号は以下のいずれかの方法で調べることができます。
① 年金手帳を確認する
青色の年金手帳を持っている場合は、記載されています。
② 昔の「ねんきん定期便」を見る
基礎年金番号は個人情報なので、最近のねんきん定期便には記載されていませんが、平成28年(2016年)までは記載されていました。
③ 会社に確認する
会社は、基礎年金番号を把握しています。総務などに問い合わせれば教えてもらえます。
④ 「ねんきん定期便」を用意した上で「ねんきん定期便・ねんきんネット専用番号(0570-058-555)」に問い合わせる
後日、郵送されます。
アクセスキー
アクセスキーは、以下のいずれかの方法で調べることができます。
① 「ねんきん定期便」を見る
アクセスキーが記載されています。ただし、有効期限があります。「ねんきん定期便」到着後3か月までです。
② 「ねんきんネット」から、ユーザIDの発行を申し込む
後日、ユーザIDが郵送されます。
定年後再雇用で働いた場合
定年後、再雇用で働いて厚生年金に加入していれば、働いた分年金が増えます。
会社員の年金は、40年で満額となる老齢基礎年金と、70歳まで年金の払い込みができる老齢厚生年金で構成されています。会社によっては、さらに、DB(確定給付年金)やDC(確定拠出年金)などの企業年金があります。
再雇用で働いた場合、老齢基礎年金に未納部分があると、未納部分を穴埋めできます。老齢基礎年金を満額払い済みな場合は、老齢厚生年金が増えます。いずれにせよ、働いた分、年金が増えます。ただし、一定額以上稼いだ場合は、年金の一部または全部が減額されます。詳細は、次回まとめます。
年金は、退職後の収入の柱です。老後資金形成を目的とした投資計画を考える場合は、年金の受給見込み額の把握が必須だと思います。