“1ケ月投資体験” 証券口座開設
今回は、"1ケ月投資体験"を始めるための準備として、証券口座の開設についてまとめます。
"1ケ月投資体験"の第一歩は、証券口座の開設です。口座を開設するだけならお金もかからないので、とりあえず、口座を開設すればいいと思います。
ここで迷うのは、「どの証券会社で口座を開設するか」ですよね。
"1ケ月投資体験"は、「毎週つみたてを行うことで、1ヶ月程度で投資を体感する」ことがポイントです。証券会社を選ぶときには、「毎週つみたて」ができるところを選んでください。
ネット証券なら、ネットで申し込みできるので店舗に行く必要がなく時間を取られません。また、系列にネット銀行があるネット証券の中には、系列の証券口座と銀行口座を連携させることで銀行の普通預金口座の金利が大幅にアップするところがあります。"1ケ月投資体験"の結果、やっぱり投資はやめようと考えたとしても、金利が高い普通預金口座はそのまま使えます。
証券会社を決めて口座開設の手続きを進めると、納税方法の選択として、一般口座にするか、特定口座にするかを決めなければなりません。正確には、一般口座、特定口座「源泉徴収なし」、特定口座「源泉徴収あり」の3種類から、どれかを選ばなければなりません。
3つの口座の特徴を簡単にまとめます。
一般口座
自分で損益を計算して、確定申告をしなければならない
特定口座「源泉徴収なし」
証券会社が損益計算書を作成してくれるので、簡単に確定申告できる。
特定口座「源泉徴収あり」
証券会社が損益計算書を作成し、確定申告も行ってくれる。
特定口座の「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」は変更できるので、"1ケ月投資体験"では、手間がかからない特定口座「源泉徴収あり」を選べばいいと思います。
なお、iDeCoやNISAを使いたいと考えている場合も、とりあえず、特定口座「源泉徴収あり」で口座を開設して、"1ケ月投資体験"で投資の勉強をしながら準備を進めればよいと思います。
iDeCoやNISAはとっても有利な制度でぜひ活用したいのですが、口座を開設し運用を開始するまでに時間がかかるからです。さらに、勤務先で確定拠出年金に加入している方は、勤務先がiDeCoの併用を規約で認めていないと加入できません。また、NISAには「(一般)NISA」と「つみたてNISA」があり一長一短なのですが、どちらかを選ばなければならず、運用を始めたら翌年まで変更できません。