半期振返り(2019年7月~12月)
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
2019年7月から12月の市場の動きを振り返ってみます。
まずは、株式です。
日本株式と先進国株式は、半年間で10%上昇、新興国株式も8%程度上昇で、良い半年だったと思います。
値動きを見ると、3指数そろって、8月に下がり、10月上旬に再度下がっており、地域分散の効果はほとんどありませんでした。
次に債券です。比較のために、日本株式の動きも加えました。
新興国債権が5%上昇、先進国株式が2.5%上昇。日本債券は、マイナスでした。
値動きを見ると、株価が大きく下落した8月に新興国債権も大きく下げており、先進国債券も若干下げています。新興国債権は、10月上旬も株式と同じように下げています。
日本債券は、8月に値を上げ、株式が大きく伸びた10月下旬以降に下落しているので、値動きの形的には分散効果が期待できます。しかし、値動きの幅が非常に小さいので、分散効果を期待するのには日本債券のシェアを大きくしなければなりません。そうすると、文字通り、ローリスクローリターンとなります。
次にREITです。比較のために、日本株式の動きも加えました。
日本REITが12%上昇、先進国REITが6%上昇と、良い半年でした。
値動きを見ると。10月末までは日本REITが絶好調で、株式と債券が大きく落ち込んだ8月に支えてくれました。また、日本REITが下落した11月以降は、株式が気持ちよく上昇しているので、株式に対する分散先として良さそうな動きです。一方、先進国REITは、8月に大きく下がり、10月上旬も下げっているので、株式に対する分散効果はあまり期待できない動きでした。
全体的には、日本債券以外はみな上昇しており、日本債券の下落幅も1%程度なので、非常により半年だったと思います。
半年で見ると上記の通りなのですが、四半期(10月~12月)でも見てみます。
まずは、株式の四半期(10月~12月)です。
先進国株式、新興国株式、日本株式、とも絶好調といっていいと思います。
次に債券です。比較のために、日本株式も加えました。
新興国債権は6%程度上昇しました。先進国債券と日本債券は、ローリスクローリターン。特に日本債券はマイナスリターンになっています。日本債券はもう少しリターンがないと定期預金のほうがマシで、苦しい時期が続いています。
7月から12月の半年間で見ると、先進国REIT、日本REITとも良い値動きに見えたのですが、10月からの四半期で見ると、あまり良くありません。特に日本REITは最終的に最初の基準価額に戻っています。10月から日本REITにつみたて投資をした場合は、10月に基準価額が上がったため購入口数が少なくなり、その後、徐々に下がっていきますがプラス圏にいるのでやはり購入口数は少なめ、最終的に始めの基準価額に戻っているので、購入口数が少ない分マイナスになります。
全体的には、株式が大きく上昇したので、良い四半期だったと思います。