コロナショックの状況 2020/5/2
今週も、コロナショックで基準価額がどう動いているか、確認します。
まずは、株式です。
日本株式は3月16日を底に、先進国株式と新興国株式は3月24日を底に、騰落はあるものの上昇基調に入っているとみてよさそうです。
地域別に見てみます。まずは、先進国です。
REITは4月10日から下がっていたのですが、4月27日から上昇基調に戻りました。。
次に、日本です。
債券は言うまでもなく、株式とREITも4月13日の週から額を維持しています。3月16日あたりから、大きな騰落はあるものの、上昇基調にあるというようにも見えます。
最後に、新興国です。
新興国は、先進国や日本と異なり債券も下がっていたのですが、3月24日の週あたりから上昇基調に入ったよう感じます。。
まとめると、すべての指数が、3月末までには底を打って、回復局面に入ったと考えてよさそうです。
次に、リーマンショックやSARSの際の動きを参考に、鳥の目で俯瞰して、今後の値動きを考えてみます。まずは、先進国株式です。
2月25日から1か月間、リーマンショックの際とほぼ同じようにⒶのラインで急激に下げた後、底値となった3月24日から4月10日まで、Ⓑのラインで急回復していました。4月10日以降は、Ⓑのライン程の急激な回復ではないのですが、SARSの際の回復のラインⒹと同等の傾きであるⒸのラインに沿って回復していくと予想します。この予想が的中しているなら、今年の8月の終わり頃には、コロナショック発生前の水準に戻ることになります。
次に、日本株式です。
2月25日から約3週間、リーマンショックの際とほぼ同じようにⒶのラインで急激に下げた後、底値となった3月16日から4月10日まで、Ⓑのラインで戻していました。ですが、4月13日の週あたりから、Ⓑのライン程の急激な回復ではないのですが、SARSの際の回復のラインⒹと同等の傾きであるⒸのラインに沿って回復していくと予想します。日本株式は、先進国株式よりも落ち込み幅が小さかったため、この予想が的中しているなら、今年の7月の終わり頃には、コロナショック発生前の水準に戻ることになります。
次に、基準価額の下落を、購入口数の推移としてみてみます。まずは、先進国株式です。
2月25日からバーゲンセールが開催され、直近でも、20%増し以上の口数を購入できています。
仮に、今年の始めから一定額の積み立てを始めたと仮定すると、コロナショックが発生しなかった場合と比べて、約20%多く購入できたことになります。
次に、日本株式です。
日本株式も、2月25日からバーゲンセールが始まり、4月15日の週からは安定して15%増しの口数を購入できています。
仮に、今年の始めから一定額の積み立てを始めたと仮定すると、コロナショックが発生しなかった場合と比べて、10%多く購入できたことになります。
日本では、緊急事態宣言が延長されそうで、基準価額が綿所の予想通りに回復していくかどうか、まったくわかりませんが、基準価額が下がっている間は口数を多めに買えていると考えて、ゆるく気長に積み立て投資を続けていきます。