コロナショックの状況 2020/6/20
今週も、コロナショックで基準価額がどう動いているか、確認します。
株式は、1週間前に大きく下落したのですが、持ち直してきました。
1週間前に、まず先進国株式が大きく値を下げて、それに引きずられるように日本株も下げたのですが、回復傾向にあります。
他の指数も併せて、地域別に見てみます。まずは、先進国です。
先進国株式は回復基調です。先進国REITも回復してはいるのですが、まだまだです。
次に、日本です。
日本債券が、わずかずつではありますが、下がり続けています。日本株式と日本REITは回復傾向にあるのですが、REITの基準価額はまだまだです。日本REITと先進国REITを並べてみます。
先進国REIT、日本REITそろって、コロナショック直前の2月21日の基準価額の75%(▲25%)しかないことがわかります。
最後に、新興国です。
新興国は、債券も下げているのが特徴です。
次に、リーマンショックやSARSの際の動きを参考に、鳥の目で俯瞰して、今後の値動きを考えてみます。まずは、先進国株式です。
6月に入って、今回と同様にウィルスによる暴落だったSARSの際の回復のラインⒹに乗ったように見えます。この推定が当たっているなら、8月末頃にコロナショック前の基準価額に戻ることになります。
次に、日本株式です。
先進国株式がSARSの際の回復のラインに乗ったという前提で日本株式を見てみると、4月末ごろからSARSの際の回復ラインⒹと同じ傾きのⒺのラインに乗っていたように見えます。この推定が当たっているなら、7月末にコロナショック前の基準価額に戻ると期待できます。
次に、基準価額の下落を、購入口数の推移としてみてみます。まずは、先進国株式です。
2月25日からバーゲンセールが開催され、直近でも、10%増し以上の口数を購入できています。
仮に、今年の始めから一定額の積み立てを始めたと仮定すると、コロナショックが発生しなかった場合と比べて、19%多く購入できたことになります。
次に、日本株式です。
日本株式も、2月25日からバーゲンセールが続いていたのですが、6月第一週でバーゲンセールはいったん終了したようです。現在は、ちょっとだけ値引きしてくれている感じです。
仮に、今年の始めから一定額の積み立てを始めたと仮定すると、コロナショックが発生しなかった場合と比べて、9%多く購入できたことになります。
今後は、感染第2波が発生し、再度、全面的なロックダウンを余儀なくされる、と言うような事態に陥らなければ、騰落を繰り返しながらも順調に回復していくと期待しています。
もちろん、基準価額がどう動くかは誰にもわからないので、日々の値動きに一喜一憂することなく、ゆるく気長につみたてを続けていきます。