ゆるく気長に投資生活

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退職金の受け取り方

 こんにちは。

 

 前回は、確定拠出年金のメリットについてまとめました。今回は、DC(確定拠出年金)とDB(確定給付年金)を併用している場合の受取り方についてまとめます。

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DBとDCの併用

 退職金として、DB(確定給付年金)やDC(企業型確定拠出年金)、iDeCo(個人型確定拠出年金)を併用している場合があります。

 一般的に、退職金の受け取り方は一時金か年金かを選べるのですが、一時金で受け取ると手厚い退職所得控除を受けることができるので、DBやDC、iDeCoは一時金で受け取ることが多いと思います。

 DBを一時金で受け取る場合は退職時に受取るのが一般的ですが、DCやiDeCoは一時金で受け取る時期を選ぶことができます。同時に受け取るかずらして受け取るか、ずらして受け取る場合補順序をどうするか、で退職所得の控除額が変わることがあるので注意が必要です。

 

DBを先に受け取る場合

 DBを先に受け取った場合、(あまり現実的では無いですが)15年以上間を空ければ、DCやiDeCoを一時金で受け取るときに所得控除をフルに活用できます。DBを先に受け取った後14年間は、DCやiDeCoを受け取るときに控除額を調整することになります。

 

DCやiDeCoを先に受け取る場合

 DCやiDeCoを先に受け取った場合、5年以上間を空ければ、DBを受け取るときに所得控除をフルに活用できます。DCやiDeCoを先に受け取った後4年間は、DBを受け取るときに控除額を調整することになります。

 

退職所得控除額の調整

 退職所得控除額を計算するときは、DCやiDeCoに加入していた期間を勤続期間とみなします。DBの控除額を決める際の基になる勤続期間と、DCやiDeCoの加入期間が重なっている場合は、みなし重複期間を計算して控除額を決定します。

 DBやDC、iDeCoは、年金形式で受け取ることもできて、その場合は、雑所得として公的年金等控除を受けることになります。

 

 DBやDC、iDeCoは、受け取る時期と受け取り方を選ぶことができ、それによって控除額が変わるので、できれば、控除額も考慮して受け取り方を決めたいところです。ただ、控除額の計算はとても難しいので、詳しい方に相談した方がいいと思います。

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