集中つみたてと分散つみたて
投資信託を購入するとき、複数のファンドに少額で分散するより、一つのファンドに集中して高額を積み立てたほうが複利効果が増して、利益が得られるような気がします。冷静に考えればそんなことはないのですが、自分で納得するため計算してみました。
- 基準価額が同じように変動するなら、分散することで利益が減ることはない
以前にも書きましたが、投資信託は直接的に複利効果が得られるのではなく、複利効果同様に基準価額が上がることを期待します。
ここでは、基準価額が、年利4%相当で上昇すると仮定して計算しました。
最初に、一つのファンドに集中して年間40万円ずつ20年間積み立てた場合です。年利4%で計算すると、20年800万円のつみたてが、評価額1215万円になります。
次に、年間40万円を、10万円、16万円、6万円、8万円と、四つのファンドに分散した場合です。年利4%で計算すると、評価額はそれぞれ、304万円、486万円、182万円、243万円になり、合計で1215万円になります。
このように、基準価額が同じように変動するなら、分散することで利益が減ることはありません。