ゆるく気長に投資生活

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課税所得と所得税

 前回、所得税の計算方法を示しました。今回は、より具体的に、課税所得がいくらなら所得税がいくらになるかを計算してみます。

 

 前回の繰り返しになりますが、所得税は、「課税所得」に税率を掛けて決定されます。

 「課税所得」とは、【給与所得の源泉徴収票】の『給与所得控除後の金額』から『所得控除の額の合計額』を差し引いた金額です。

  課税所得=『給与所得控除後の金額』-『所得控除の額の合計額』

 税率は、下の表です。

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 計算式は、「課税所得(千円未満の端数金額を切り捨てた後の金額)」に税率を掛けて、控除額を差し引きます。

  所得税=「課税所得」×税率-控除額

 ただし、2037年までは、さらに、東日本大震災からの復興に必要な財源として復興特別所得税がかかります。復興特別所得税

  復興特別所得税所得税×2.1%

 一つの式にまとめると、

  所得税=(「課税所得(千円未満切り捨て)」×税率-控除額)× 102.1%

 

 表と式ではイメージしにくいので、グラフにします。

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 課税所得が1000万円の所得税は200万円で課税所得の20%程度ですが、課税所得が5000万円になると所得税は1800万円で課税所得の36%になります。

  

 大多数の方は課税所得が1000万円も無いと思いますので、課税所得800万円までを拡大したグラフも示します。

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このグラフを見ると、所得税累進課税であることがよくわかります。

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