ゆるく気長に投資生活

投資信託をコアに、ゆるく気長に資産形成を目指すブログ

コロナショックを鳥の目で見る 2020/3/21

 コロナショックの状況を鳥の目で俯瞰して見てみます。

 先週も書きましたが、コロナショックの株式の急落の仕方は、リーマンショックの急落の仕方と似通っていました。この一週間でもその傾向が続いているのか、グラフにしてみます。

 

 まずは、先進国株式です。急落が始まる直前の基準価額を 10000 に正規化しています。

f:id:iGoMtwalk:20200321084127p:plain

 コロナショックは、リーマンショックと似た動きになっているようです。わかりやすく色を付けます。

f:id:iGoMtwalk:20200321084227p:plain

 リーマンショックにおいて、一直線に急落する時期(緑色)はそろそろ終わり、大きな騰落を繰り返しながら下落していく時期(黄色)に移行した頃に指しかかっています。コロナショックがリーマンショックと同様な値動きになるとしたら、ゴールデンウィーク明けまでこの状態が続くことになります。

 

 次に、日本株式です。急落が始まる直前の基準価額を 10000 に正規化しています。

f:id:iGoMtwalk:20200321084507p:plain

 日本株式も、似たような動きになっています。

f:id:iGoMtwalk:20200321084548p:plain

 日本株式も先進国株式と同様に、リーマンショックにおいて一直線に急落する時期(緑色)はそろそろ終わり、大きな騰落を繰り返しながら下落していく時期(黄色)に移行した頃に指しかかっています。コロナショックがリーマンショックと同様な値動きになるとしたら、ゴールデンウィーク明けまでこの状態が続くことになります。

 

 そして、先進国株式や日本株式がリーマンショックと同様の値動きになるとしたら、底を打つのは8月上旬になります。 

 ただし、リーマンショックはカネの動き(金融システム)が破綻していたのですが、コロナショックはヒトとモノの動きが破綻しているだけで、カネの動き(金融システム)には(今のところは何とか)問題がありません。このままカネの動き(金融システム)に大きな問題が生じなければ、底を打つのはもう少し早くなると思います。

 

 そこで、今回の新型コロナウィルスと同様のコロナウィルスSARSによる変動の値動きを見てみます。

 まずは、先進国株式です。急落が始まる直前の基準価額を 10000 に正規化しています。

f:id:iGoMtwalk:20200321084646p:plain

 下落率は比ぶべくもありませんが、同じコロナウィルスなので、底を打つまでに期間は参考になるかもしれません。コロナショックがSARSと同様の期間で底を打つとしたら、5月下旬~6月初旬に底を打つことになります。

 

次に、日本株式です。急落が始まる直前の基準価額を 10000 に正規化しています。

f:id:iGoMtwalk:20200321084722p:plain

 日本株式も、下落率は比ぶべくもありません。コロナショックがSARSと同様の期間で底を打つとしたら、先進国株式と同様、5月下旬~6月初旬に底を打つことになります。

 

 現時点の私の考えは、先週と変わりません。底を打つ時期は、SARSを参考に6月初旬。底を打つ時の額は、リーマンショックを参考に、暴落が始まる直前の額から1/2程度(▲50%)と考えています。

プライバシーポリシー
Google Analytics について
当ブログでは Google Analytics を利用してアクセス解析を行うために
cookie を使用しております。
Google Analytics で集計したデータは、当ブログのアクセス解析や改良、
改善のために使用させていただくものとします。
なお、cookie は個人を特定する情報を含まずに集計しております。
Google によるデータの使用に関しては「 ポリシーと規約」をご覧ください。