コロナショックの状況 2020/3/20
先週に引き続き、コロナショックでインデックス指数がどう動いているか、確認します。
最初に、先進国株式、新興国株式、日本株式の動向です。この3指数を含め、すべての指数について、急落が始まる直前2月21日の基準価額を10000に正規化しています。
日本株式は、ひょっとしたら -25% で底を打った? かもしれませんが、先進国株式と新興国株式は、下落し続けています。コロナウィルスの感染状況から考えても、日本は落ち着いてきた感がありますが、欧米は感染拡大の真っただ中の感じですので、底を打つのはまだ先になりそうです。グローバル化された現代社会の中でヒトとモノの動きが寸断されているので、日本も、このまますんなりと回復するとは思えません。
次に、先進国の、債券やREITの動向です。
REITが、株式に輪をかけて悲惨な状況です。株式とREITはほぼ同じ動きになっているので、少なくともコロナショックに対しては、分散効果は全く出ていません。
また、こういう時にこそ上昇してほしい債券も。わずかながら下落しています。
続いて、日本の債券とREITの動向です。
日本REITが悲惨な状況です。2月21日の基準価額の半分まで急落しており、反騰する気配も全く感じられません。日本債券は、3月上旬はわずかながら上昇していたのですが、3月中旬からじわじわ下落しています。とは言っても、株式やREITと比べると、微動だにしない感じですが。
新興国債権の動向です。
下げ幅こそ株式の半分程度ですが、値動きの形は債券と株式で瓜二つです。
気候は、春の訪れを感じるようになってきました。楽観的に考えると、日本株式に反騰の兆しが見えるような気もしますが、先進国株式や新興国株式はまだ真冬です。さらに、REITは凍てつく寒風が吹き荒れている感じです。