株式のファンダメンタルズ(Fundamentals)
コロナショックの真っただ中でゆるく気長に投資を続けています。基準価額の乱高下に翻弄される中で、もう少し、お金に関する知識を身に着けたいと考えました。そこで、ファイナンシャルプランナー3級程度の知識獲得を目標に、勉強を始めました。その中で、自分なりに理解したことをまとめていこうと思います。
今回は、株式に長期投資する際に参考にしたいファンダメンタルズ(指標)についてまとめます。
1.会社の成長性を見るための指標
EPS(Earnings Per Share) 一株当たり純利益
earnings : 稼ぎ高、所得、稼いだもの
share : 株、株券
当期の純利益が、一株当たりどれだけになっているか
EPSが毎年順調に増えている企業は、成長性が高く、将来性があると言える。
2.会社の安定性を見るための指標
BPS(Book value Per Share) 一株当たり純資産
book value : 帳簿価格、純資産
share : 株、株券
会社が持っている純資産を、一株当たりに換算したもの
会社が解散した場合にもらえる一株当たりの金額=解散価値
BPSが大きいと安定した企業と言える。
※ 純資産は、会社の総資産から借金を引いたもの
3.株価が割高か割安かを見る指標
PER(Price Earnings Ratio) 株価収益率
price : 株価
earnings : 稼ぎ高、所得、稼いだもの
株価が一株当たりの純利益(EPS)の何倍になっているか、すなわち、時価総額(=株式市場での評価)が純利益の何倍になっているか、を表す。
PERが低いほど株価は割安、PERが高いほど株価は割高、と考えられる。
平均的なPERは15~20倍程度。
PBR(Price Book value Ratio) 株価純資産倍率
price : 株価
book value : 帳簿価格、純資産
株価が一株当たりの純資産の何倍になっているか、すなわち、時価総額(=株式市場での評価)が純資産の何倍になっているか、を表す。
PBRが低いほど株価は割安、PBRが高いほど株価は割高、と考えられる。
平均的なPBRは1.2~2.3倍程度。
4.会社が効率的に経営されているかを見るための指標
return : 利益
equity : 株式
自己資本から見てどれだけ利益を上げているかを見る指標
ROEが高いほど株主に対して効率的な経営を行っている、と考えられる。
return : 利益
assets : 資産
総資産を活用してどれだけの利益を生んでいるのかを見る指標
ROAが5%以上あれば効率的に利益を出している、と考えられる。
5.配当金に関する指標
購入した株に対して、どれだけ配当をもらえるかを見る指標
配当利回りは高いほど得、と考えられる。
配当性向
利益のうち、どれだけを配当金にあてるかを見る指標
配当性向が高いほど、株主への還元度が高い。
通常は高くとも30~40%程度に収まっていることが多い。
株式のファンダメンタルズに関するまとめは以上です。