ゆるく気長に投資生活

投資信託をコアに、ゆるく気長に資産形成を目指すブログ

株と債券

 投資信託の代表的な投資対象は株式と債券ですが、株式や債券とは何か、あまりよくわかっていなかったので調べてみました。

 

 まず、株式とは何か、債券とは何か、調べました。

株式

企業が資本金を集めるために発行した証書。投資家は出資して企業の株主(オーナー)になる。出資して株主になったのだから、元本は保証されない。

企業価値が上がると株式の価値が上がる(キャピタルゲイン)。

企業によっては配当がある(インカムゲイン)。

債券

国や企業が投資家から資金を借りる(借金)ために発行した証書。

償還日(満期になる日)において元本が保証されており利息も発生する(インカムゲイン)。

償却日前に売却することで、利益が出ることもある(キャピタルゲイン)。

 

 株式は、企業価値が上がると値上がりする傾向があるので、景気と密接な関係がありそうです。一方、債権は、景気との直接的な関係は薄そうです。

株式

景気が良くなると値上がりする(必ずしもこうなるとは限らないが)。

景気が良くなると、投資家は企業の業績が上がると期待するため、株式は値上がりする傾向がある。

債券

景気が良くなると値下がりする(必ずしもこうなるとは限らないが)。

景気が良くなると、企業は設備投資のため資金を必要とするので金利が上がる。その結果、新たに発行された債券のほうが高い金利になるので、償還日前に債券を売ろうとしても売れず、値下げして売るしかない。

 

 債券は、金利が上昇すると値下がりする傾向があります。一方、株式は、金利との直接的な関係は薄そうです。

株式

金利上昇時に値上がりする(必ずしもこうなるとは限らないが)。

企業の業績が良く設備投資の資金を必要とする状態の時に、金利が上昇することが多い。企業の業績が良いと、株価補上昇する傾向がある。

債券

金利上昇時に値下がりする(必ずしもこうなるとは限らないが)。

償還日前に売却する場合、新たに発行された債権のほうが高い金利になるため、値下げして売るしかない。

 

 株式価格と密接な関係がある景気と、債券価格と密接な関係がある金利との関係を、簡単な絵にしました。

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  • 景気が上向くと、企業業績が上がり設備投資などの資金が必要になるので金利が上昇します。
  • さらに好景気が続くとインフレ(物価上がりすぎ)になるため、金利を引上げ(金融引締め)ます。
  • 金利が上がると、ノーリスクでハイリターンとなる預金が増加し消費が減退するため、景気が後退します。
  • 景気が後退すると企業は設備投資を控えるため、金利が低下します。
  • さらに金利低下が続くとデフレ(物価下がりすぎ)になるため、金利を下げ(金融緩和)ます。
  • 金利が下がると、預金してもお金が増えないため、消費が増えて景気が上向きます。

   ちなみに、現在(2020年2月)の日本の状況は、デフレ対策で異次元金融緩和を行っているのに未だ消費が増えない状態のようですが...。

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