ゆるく気長に投資生活

投資信託をコアに、ゆるく気長に資産形成を目指すブログ

コロナショックの状況 2020/7/18

 久しぶりに、コロナショックで投資信託の基準価額がどう動いているか、確認します。

 株式の代表的な指標である先進国株式、新興国株式、日本株式について、コロナで基準価額が暴落する直前の2月21日の基準価額を 10000 として、グラフにしてみます。

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 2月21日の基準価額に対して、先進国株式は91%、新興国株式は93%、日本株式は95%まで戻してきました。

 

 株式以外の指数も含めて、地域別に見てみます。

 まずは、先進国です。

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 先進国債券はわずか1%ですが、2月21日の基準価額より上昇しています。それに対して先進国REITは、6月9日に2月21日の基準価額の81%まで戻したのですが、その後再度下落し、現在2月21日の基準価額の72%になっています。

 

 次に、日本です。

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 日本債券は、2月21日以降ほとんど変動なく安定しているのですが、わずかずつ下落しており99%を切っています。日本REITは、6月10日に79%まで戻したのですが、その後再度下落し、現在2月21日の基準価額の75%になっています。

 

 最後に、新興国の指数です。

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 新興国債権は、先進国債券や日本債券と異なり、3月末頃大きく下げていたのですが、2月21日の92%程度まで回復してきました。

 

 まとめると、株式と債券は回復傾向にあるのですが、REITは、2月21日の基準価額に対してなかなか値が戻らず、ここ1カ月にわたって、じわじわと下げ続けています。

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 コロナによる自粛の影響でテレワークが一気に普及したこともあり、都心の不動産の価値が下がっているのでしょうか。REITの回復は、当面の間、難しいのかもしれません。

 

 続いて、リーマンショックSARSの際の動きを参考に、今後の値動きを考えてみます。

 まずは、先進国株式です。

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 先進国株式は、2月21日から1か月間、リーマンショックの時とほぼ同じ傾きで一気に下げたのですが、その後は、騰落を繰り返しながらも、着実に回復してきています。回復の傾きは鳥の目で俯瞰して見ると、SARSの際の回復の傾きと同じ程度であることがわかります。このペースで回復していけば、9月初めには、コロナショック直前、2月21日の基準価額に戻ると思います。

 

 次に、日本株式です。

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 日本株式も、2月21日から3月16日まで、リーマンショックの時とほぼ同じ傾きで一気に下げたのですが、その後は、騰落を繰り返しながらも、着実に回復してきています。

 回復の傾きを鳥の目で俯瞰して見ると、日本株式も、SARSの際の回復の傾きと同じ程度であることがわかります。このペースで回復していけば、8月末には、コロナショック直前、2月21日の基準価額に戻ると思います。

 

 ここまで基準価額の変動を見てきましたが、逆に、毎日一定額を投資し続けた場合の購入口数の変化を見てみます。

 まずは、先進国株式です。

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 コロナショックの直前、2月21日の購入口数を100口とすると、3月24日には1.5倍の154口購入できました。その後、徐々に購入口数が減ってきたのですが、それでも、直近7月17日に1割増しの110口購入できています。

 

 次に日本株式です。

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 日本株式は、先進国株式と比べるとバーゲンセールの規模が小さいのですが、それでも、3月16日には135口購入できました。その後、割引額が小さくなっていき、6月8日は101口しか購入できず、バーゲンセール終了かと思われたのですが、その後、毎日105口程度購入できています。

 

 仮に、今年から積み立て投資を始めたとすると、コロナショックによるバーゲンセールが開催されなかった場合と比べて購入できた累積口数は、先進国株式で2割増し(+18%)、日本株式で1割増し(+9%)になっています。

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 状況は予断を許しませんが、後々に振返ってみると、2月末にコロナショックで株価が大きく下落したが約半年で回復した、ただしREITは〇〇年にわたって低迷を続けた、と言うことになるのではないでしょうか?

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