2020年投資信託の基準価額振返り
新年あけましておめでとうございます。
昨日で、コロナショックに揺れた2020年が終わりました。日経平均やTOPIXが高値を付けていることはニュースで流れていますが、債券やREITはどうなったのか、2020年のインデックスを振り返ります。
まずは、基準価額の動きです。2020年1月1日の基準価額、すなわち、2019年の終値を100として、株式、REIT、債券の値動きをグラフにしてみます。
新興国株式(ベンチマーク:MSCIエマージングマーケット)、先進国株式(ベンチマーク:MSCIコクサイ)、国内株式(ベンチマーク:TOPIX)は、3月に70%程度まで落ち込みましたが、11月には回復し、2020年の終値は始値に対して約10%高でした。
先進国REIT(ベンチマーク:S&P先進国REIT)国内REIT(ベンチマーク:東証REIT)は、3月に60%まで落ち込み、2020年の終わり値は始値に対して約15%安でした。
新興国債権(ベンチマーク:JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド)は、3月に80%まで落ち込み、2020年の終わり値は始値に対して約5%安でした。先進国債券(ベンチマーク:FTSE世界国債)は、ほとんど下がることはなく、2020年の終わり値は始値に対して約5%高でした。国内債券(ベンチマーク:NOMURA-BPI総合)は、ほんの少しずつですが値下がりしており、2020年の終わり値は始値に対して約1%安でした。
まとめると、以下の通りです。
コロナショックと言う大暴落があったにも関わらず、リスク(基準価額の振れ幅)が大きい株式がそろって始値を上回ったのは、望外の結果と言ってよいのではないでしょうか。