分散比率の検討に便利なサイト
前回は、1月の基準価額の動きを振り返って、分散投資の効果を計算しました。今回は、分散投資における各資産の比率を考えるときに便利なサイトを紹介します。
分散投資で「分散」する対象は3つあります。
①時間(購入日)
たまたま基準価額が上がっていた時に投資資金を全部突っ込んでしまう(高値掴み)のを避けるため、購入する日を分散します。毎月のつみたて投資が代表例です。証券会社によっては、、毎週つみたてや毎日つみたても選べます。
②種類(株式、債券、REIT、など)
株式は、リターン(値上がり)の期待値が高いのですが、リスク(値上がりや値下がりの振れ幅)も大きいです。債券は、リターン(値上がり)の期待値は低いのですが、リスク(値上がりや値下がりの振れ幅)は小さいです。下のグラフを見比べていただけば一目瞭然だと思います。
③国、地域(先進国、日本、新興国、など)
上のグラフを見ると、時間分散や種類の分散と比べて分散効果は小さく似たような動きに見えますが、まったく同じような値動きをしているわけではありません。
つみたて投資にすることで時間(購入日)分散は達成できます。
種類(株式、債券、REIT、など)と地域(先進国、日本、新興国、など)をどのような比率で分散するか考えるときに、便利なサイトがあるので紹介します。
私が愛用しているのは、『myINDEX』です。google や Yahoo で、myINDEX で検索すれば見つかります。
『myINDEX』が使いやすいポイント
- これまでの値動きがとても見やすい
株価指数(インデックス)のページで、いろいろな基準価額(日本株式、先進国株式、新興国株式、日本債券、先進国債券、新興国債権、日本REIT、先進国REIT、他)について、期間別リターン、リスクvsリターン、グラフ、などを見ることができます。
- 資産配分比率を設定すると過去の実績がわかる
資産配分ツールのページで、資産の配分比率を設定すると、過去20年の実績や、資産価値がどのように変化したか、などを見ることができます。
投資の世界では、将来のことは誰にもわからないので、過去のデータから、自己責任で投資するしかありません。『myINDEX』を使えば、簡単に、過去のデータを見ることができます。ぜひ、使ってみてください。