2021年1月振返りと分散投資の効果
こんにちは。
年明けに2020年の基準価額の動きを振り返ったのですが、今回は1月の基準価額の動きを振返ります。
最初に各インデックスのベンチマークをまとめておきます。
・先進国株式:MSCIコクサイ
・国内株式 :TOPIX
・国内債券 :NOMURA-BPI総合
・新興国債権:JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド
まずは、株式の基準価額の動きです。1月1日の基準価額を100として、グラフに示します。
最終週の頭(1/26)まで新興国株式が絶好調、日本株式と先進国株式も年初の額に対して+3%程度で推移していたのですが、最終週(1/27以降)に一気に値を下げました。アメリカの個人投資家(ロビンフッダー)によるゲームストップ株の乱高下が、世界全体の株価に影響したのかなと思います。
次に、REITの基準価額の動きを、1月1日の基準価額を100として、グラフに示します。縦軸は、株式のグラフに合わせています。
前半値を下げましたが、中盤以降上り調子で、株式が値を下げた終盤も踏ん張っています。
最後に債券です。1月1日の基準価額を100として、グラフに示します。見難いのですが、縦軸を株式やREITのグラフに合わせています。
日本債券の超安定漸次下落傾向はこの1か月でも変わりませんでした。
最終週の値動きが、株式と、REIT・債券で異なっているので、試しに、1月1日の時点で各資産に分散投資した場合の評価額をグラフにしてみます。
3つのパターンを計算しました。
・8資産均等:全資産均等に、12.5%ずつ
・株式中心で分散:先進国株式40%、国内株式20%、新興国株式15%、その他の試算はすべて5%ずつ
・ 4資産均等:先進国株式、国内株式、先進国債券、国内債券に、均等に25%ずつ
このグラフも、各資産に単独で投資した場合と比較しやすいように、縦軸をこれまでのグラフと合わせています。
たった1ヶ月で分散投資と言っても意味ないと思いますが、それでも、それっぽい結果になりました。株式中心の場合はリスク(振れ幅)もリターンも大きくなっています。4資産均等にして債権の比率を高めると、リスク(振れ幅)もリターンも小さくなっています。ノーリスクノーリターンですね。自分が耐えられるリスク(振れ幅)はどこまでかを考えて、リターンを取りに行きたいと思います。
今回は、1月の基準価額の動きを振り返って、分散投資の効果を計算してみました。次回は、分散投資で各資産の比率を考えるときに便利なサイトを紹介します。