新発10年物と住宅ローン金利
こんにちは。
今回は、新発10年物(新規発行される償還年限が10年の国債)と住宅ローン金利についてまとめます。
住宅ローン金利引き上げ
住宅ローン金利引き上げのニュースを見ました。3月から、10年固定の住宅ローンが引き上げられるとのこと。
0.6% ⇒ 0.65% |
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0.65% ⇒ 0.7% |
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0.8% ⇒ 0.85% |
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1.1% ⇒ 1.15% |
以前、経済ニュースの用語についてまとめたときに、新発10年物の金利が上がると住宅ローンの長期固定金利が上がると書いたことを思い出して、新発10年物の金利を調べてみました。
新発10年物 1年間の金利
ここ1年間の新発10年物をグラフにします。
確かに、今年に入ってから、急速に上昇しています。先週、アメリカの長期金利上昇で株価が下落したことがニュースになっていたのですが、日本の長期金利も上昇していたようです。
ニュースで、毎日のように数字は見ていたのですが、まったく気にしていませんでした。グラフにして流れを見ることが重要ですね。
ニュースでは、2016年1月29日にマイナス金利政策を導入した後の最高水準で5年ぶりの高金利とのことだったので、2016年1月からのデータもグラフにしてみます。
より長期で見ると1990年9月末には、1990年9月末には8%を超えていました。
今回の金利上昇が誤差にしか見えず、隔世の感を禁じ得ません。
長期投資を考えているのですが、20年、30年のスパンで見ると、世の中の状況が大きく変わるということは肝に銘じておきたいと思います。現在最強に見える米国株式ですが、20年、30年後には状況が変わっているかもしれないですね。