投資信託で使われている株式の指数
こんにちは。
前回、ニュースで報じられる代表的な株価指数についてまとめました。
今回は、日本で一般的に購入できる投資信託で使われている株式の指数についてまとめます。
国内株式については、前回まとめたTOPIXや日経平均をインデックスとした投資信託が主流です。ですが、米国株式の投資信託はあまり多くなく、米国を含む先進国株式を対象とした投資信託が主流になっています。そこで、今回は、先進国株式の指数と、加えて、新興国株式の指数についてまとめます。
MSCIコクサイ
日本を除く先進国の株価動向を示す代表的な指数です。日本を除く先進国22ヵ国に上場している大型・中型株から、MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)社が約1300銘柄を選定して、時価総額加重平均で算定しています。
2021年2月20日のニッセイの目論見書によると、国別の構成比率は、アメリカが72%を占めており、以下、イギリス5%、フランス4%、カナダ3%、と続いています。
代表的な銘柄は、アップル、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、ファイスブック、アルファベット(Google)と、米国企業が上位に並んでいます。
MSCIコクサイをインデックスとする代表的なファンドは、たわらノーロード先進国株式、ニッセイ外国株式、eMAXIS Slim先進国株式、等です。
新興国の株価動向を示す代表的な指数です。新興国26ヵ国に上場している大型・中型株から、MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)社が約1400銘柄を選定して、時価総額加重平均で算定しています。
2021年1月27日の、eMAXIS Slimの目論見書によると、国別の構成比率は、中国42%で、以下、台湾13%、韓国12%、インド8%、と続いています。
代表的な銘柄は、アリババ、テンセント、台湾セミコンダクタ(TSMC)、サムスン、等です。
MSCIエマージング・マーケッツをインデックスとする代表的なファンドは、eMAXIS Slim新興国株式、ニッセイ新興国株式、等です。
FTSEエマージング
新興国の株価動向を示す指数です。新興国に上場している大型・中型株から、英国のFTSE者が銘柄を選定して、時価総額加重平均で算定しています。MSCIエマージング・マーケッツとの大きな違いは、韓国が入っていないことです。
FTSEエマージングをインデックスとする代表的なファンドは、SBI新興国株式、楽天新興国株式、等です。
まとめ
以上、前回まとめた指数に加えて、上記3つの指数を表にまとめます。