つみたて投資 クォータ振返り 2021年1Q
こんにちは。
前回は、2021年1Qの投資信託基準価額の動きをまとめました。今回は、2021年1Qに一定額を毎日つみたて投資していた場合の損益についてみてみます。
各資産の指数は、以下の指数に連動するファンドの基準価額です。
先進国株式:MSCIコクサイ
日本債券:NOMUA-BPI総合
株式の基準価額の動き
まずは、2021年1月1日の基準価額を100として、株式の基準価額の動きを見てみます。
毎日一定額をつみたて投資していたとすると、基準価額が高いほど購入口数は少なくなるので、一日の購入口数は以下のようになります。
購入口数の累積は、下になります。新興国株式の一日当たりのが購入口数が少ないため、累積口数も少なくなります。先進国株式と日本株式は似たような値動きであるため、購入口数の累積もほぼ重なっています。
損益率は、下のグラフになります。
新興国株式の損益率が一番低くなっています。これは、1Qのほぼ全期間にわたって、新興国株式の基準価額が一番高かったので、新興国株式の購入口数が一番少なくなったためです。先進国株式と日本株式は、新興国株式より基準価額が低かったので購入口数が多くなりました。3月末の基準価額が3指数揃って10%程度の上昇となったため、購入口数の差が損益率の差となりました。
今回は、1Qの振返りとして、2021年1月1日から一定額のつみたて投資を行っていた場合、損益率はどうなっているかを計算してみました。次回は、コロナショック前2020年1月1日から一定額のつみたて投資を行っていいた場合どうなっているかを計算してみます。