家計管理 - 口座の使い分け
こんにちは。
これまで、家計管理に関して、支出の分類と、支出の削減について紹介しました。今回は、家計管理を楽にする口座の使い分けを紹介します。
口座の使い分け(考え方)
考え方としては、6つの口座を使い分けます。
①投資資金口座
証券口座に紐づいた口座で、投資に回す資金を一時的にプールしておく口座です。自動的につみたて投資ができるように設定しておきます。
②不測の事態に備える口座
通常は絶対に使わない生活防衛資金を蓄えておく口座です。生活するうえで必ず必要な基礎費の1年分以上を蓄えておきます。この口座に十分な蓄えがあれば、それが心の支えになり、株価が暴落したときも狼狽せずに鷹揚に株価の回復を待つことができます。
③急な出費に対応する口座
基本的には使わないのですが、冷蔵庫や洗濯機など生活に必要な家電が壊れたときや知人の結婚祝いなど、急に多額の出費が必要な時に対応する資金を蓄えておく口座です。急な出費が生じたとき、この口座で急場をしのぐことで、不測の事態に備える口座に手を付けてなし崩しに使ってしまう事態を防ぎます。
④固定費口座
毎月の固定費を支払う口座です。固定費は、あらかじめ必要額が読めるので、必要額かつかつでOKです。
⑤基礎変動費口座
生活するうえで必ず必要な基礎費のうち、変動費を支払う口座です。変動費は、月によって必要額が振れるので、あらかじめ定めた1か月の必要額(ストレッチ目標)に、多少のマージンを乗せた額を入れておきます。
⑥ゆとり変動費口座
旅行やレストランでの食事など、生活するうえで必ず必要ではないがあるとゆとりを感じたり充実を感じることができるゆとり費のうち、変動費を支払う講座です。ゆとり変動費は、月によって必要額が大きく振れるので、あらかじめ定めた1か月の必要額(ストレッチ目標)をマージンとして上乗せした額を入れておきます。
口座の使い分け(実際の運用)
考え方としては6つの口座ですが、口座を6つも持つと口座管理が大変になるので、実際は3つの口座で運用します。
1.貯める口座
①投資資金口座 です。証券口座に紐づいた口座で、投資に回す資金を一時的にプールしておく口座です。自動的につみたて投資ができるように設定しておきます。
2.引き出さない口座
②不測の事態に備える口座 と ③急な出費に備える口座、④固定費口座 の3つを合わせた口座です。固定費はこの口座から支払うのですが、額が予めほぼわかっているので、自動引き落としにするなどしておき、意識して引き落とすことはしません。
3.引き出す口座
⑤基礎変動費 と ⑥ゆとり変動費 の2つを合わせた口座です。給料日の前日でも、1ヶ月分の変動費が残ることを目標にします。例えば、1か月の変動費(基礎変動費+ゆとり変動費)の目標額を20万円にしているのなら、給与振り込み直前の残金が20万円を切らないように管理します。20万円を下回った分は赤字と認識します。
私の口座運用
とはいうものの、実は、私は楽天銀行の口座だけで管理しています。楽天銀行だけにしているのは理由があります。
- 楽天証券を使っているので、貯める口座は楽天銀行にしてマネーブリッジで連携したい。
- 楽天証券と楽天銀行をマネーブリッジで連携していることで楽天銀行の年利が 0.10% になっているので、引き出さない口座は年利の高い楽天銀行にしたい。
- 楽天経済圏で楽天ポイントを集めているので、引き出す口座を楽天銀行にしたほうがポイントをためやすい。
と言うことで、管理は非常にしにくいのですが、楽天銀行口座に集中して、頑張ってエクセルで管理してます。
まとめ
私は実践していないのですが、家計の管理のしやすさを考えたら、貯める口座、引き出さない口座、引き出す口座、の3つの口座を開設して、使い分けるのが良いと思います。