コロナショックを『コウモリの目』で見る
コロナショックで株式やREITの投資信託の基準価額が下落しています。
投資信託の評価額は、
評価額 = (その時点の)基準価額 × 購入した口数の累計
- 基準価額は10000口当たりの価額で示されることが多い
です。
先週反騰しましたが、一時、先進国株式で▲35%、日本株式で▲25%下落しました。欧米の主要都市がロックダウンしている状況や、東京や大阪で感染が増加している状況を考えると、今後、もう一段の下げがないとも限りません。
以前、「鳥の目、虫の目、魚の目」で、いろいろな視点から見るビジネスの心構えを記しましたが、4つ目の視点として、コウモリの目もあります。
コウモリは天井や枝にぶら下がっていることから、コウモリの目とは、反対の視点で見る・視点を変える、ということです。コロナショックによる基準価額の下落は、コウモリの目で見ると、同じ金額で購入できる口数が増える、バーゲンセールに見えます。
どれほど大規模なバーゲンセールなのか、一定額のつみたて投資を続けているとして計算してみました。
まずは、先進国株式です。
バーゲン開始は2月25日で、3月25日には1.5倍の口数を購入できました。
次に日本株式です。
日本株式も、2月25日からバーゲンが始まり、3月16日には1.35倍の口数を購入できました。
バーゲンセールは今も継続中ですが、現時点でどれくらい得しているのか(累積口数が増えているのか)、今年1月6日から毎日一定金額でつみたて投資を続けているものとして計算してみます。
まず、先進国株式です。
コロナショックによるバーゲンが開催されなかった場合と比べて、2月25日から約1か月で口数累計が15%増えています。
次に、日本株式です。
コロナショックによるバーゲンが開催されなかった場合と比べて、2月25日から約1か月で口数累計が10%増えています。
これまで、日本のバブル崩壊(1991年)を除いて、リーマンショックであろうが、ITバブル崩壊であろうが、市場は回復して成長を続けています。
コロナショックは当面続くと思いますが、バーゲンセール絶賛開催中と考えてつみたて投資を続けていけば、バーゲンセールが終了したとき(コロナショックが終息したとき)、大きな利益を得ることができます。